かきかき

 のろのろ書き進めてみるてすとっ(ぎょほほ。
 ちなみに前のはこっちなのです。
 って。なんか気づくと、おっさんしか出そうにない悪寒(((;゚Д゚))。。。修正せねばk(爆
 あーあと、ちょこまかと出てくる設定は、このあたりから勝手な設定が入り始めます。ほら、あれですね。この物語はフィクションです。実在するエリンの団体云々とはかならずしも関係ありません。
 とかいうやつですヽ(・ wwwwww ・)ノ

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1.
 冬の太陽が山の端から顔をのぞかせ、ひなびた山村にその寝ぼけたような視線がようやく届く頃。白い息とともに吐き出された声が、澄んだ朝の空気を震わせた。
「おはようございます、先生」
 粉雪のちらつく朝のことだった。ティルコネイルの村長・ダンカンの家の扉を叩く者がいた。
 ダンカンには、鍛えられた声音から、その声の主が誰であるかすぐに判った。
 その主こそは、普段皆から先生と呼ばれている男だった。
「やぁレイナルド、朝早くからすまなかったな」
 応じながら、扉を開けて客を招き入れる。
「……おや、寝ているところを起こしてしまったかな?」
 ダンカンはなにかにつけ、レイナルドが顔の右半分を隠すようにして伸ばした髪を揶揄するのだった。
「よしてください、先生。朝早くからって、使いに来たデイアンがぼやいてましたよ」
 苦笑を浮かべ、肩をすくめて外套についた雪を払うと、用意されていた椅子に腰掛け、背筋を伸ばした。
 いたずらっぽい光を目に浮かべていたダンカンは、湯飲みに注いだ茶をレイナルドに差し出すと、真顔に戻って暖炉の前の自らの椅子に座り、
「例の品が入ったそうでな。急な話でもあったので早速連絡したわけじゃ」
 そう切り出した。
「今晩、フィアードの闇市で出るそうだ」
闇市に、ですか」
「うむ……」
 闇市とは、フィアードダンジョンへのムーンゲートが開くとき、かの森で開かれる市場──露店の集まりのことだ。
 日が落ちてから明けるまでの間だけ開いていることがその名の由来という話もあるが、法の光が届かないことからその名がついた。という説もある。しかし、普通の市では手に入らない珍しい物がこの市に揃うということもあって、訪れる人々が絶えることはない。
「……まぁ、あまり褒められたやり方ではないがな」
「いえいえ、先生にはお手数をおかけしました。感謝の言葉もありません」深々と頭を下げる。
「それに、再会には相応しい土地だと思います」
「うむ。何かの縁かもしれんな」
 茶を一口啜ると、ひとつため息をつき、ダンカンは十数年の年月を思って目を閉じた。
 レイナルドも続いて目を閉じると、ひとつ大きく息を吸い込んだ。だが、口から出たのは溜め息ではなかった。
「では早速準備に戻ります」
 言うや、立ち上がって外套に手を伸ばす。
「まぁ待て、せっかちな奴じゃな。フィアードに詳しい者がちょうど来ている。声をかけておいたがどうじゃ?」
 一口茶を含んで先を続ける。
「お前の鑑定眼に疑いはないが、彼の地は迷いの森でもあるからな」
 瞼を開けたときには、かつての教え子に視線を合わせている。
 レイナルドは、言葉の意味を計りかねた様子で眉を寄せたが、
「先生がそうおっしゃるなら、是非紹介をお願いします」
「はは、そうか。なら、宿に寄っていけ。
 是非紹介……というほどの者かどうか? はともかくな」

つづく ヽ(*゚∀゚)ノ